大築城 (おおづくじょう) (大津久城・城山 )
最寄地 埼玉県比企郡ときがわ町椚平609-1 2015.1.21 2017.9.16
大築城 (おおづくじょう) (大津久城・城山 )
最寄地 埼玉県比企郡ときがわ町椚平609-1 2015.1.21 2017.9.16
登城ルート(緑線は車道)
模擬門・案内板
泉沢川の橋
主郭・説明板
二の郭
二の郭土塁
東側空堀1
東側空堀3
南下段のもろどの郭
大築城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高160m】
【感想】 ときがわ町と越生町の境の標高466mの山頂にあり、東西に細長い主郭、その東に2郭があり、下段に3重の空堀がよく残っている。
駐車スペースは登り口に1台分あり、遊歩道が整備され、標識も途中に2ヶ所設置されている。
【案内】 県道172号線「宿」交差点を南へ左折、約3.3㎞行くと「鎌倉山荘」があり、大築城「大木戸」の門が模擬復元されている。
そこを左折、泉沢川に沿った林道を約600m行き、材木加工場(表記番地)[マップコード91 492 495*30]より更に南西へ400m行くと、「大築城址跡・徒歩21分」の標識が立てられた登り口[マップコード 91 492 244*5 ](地図)がある。
泉沢川に架かる細い木の橋を渡り、緩やかな遊歩道を約1㎞登ると、標高466m比高約160mの大築山山頂に至る。
山頂に主郭があり、東側に説明板が建てられている。東に降ると二の郭、3重空堀が並んでいる。空堀から南東に下り、南側(右)へ回り込むと、遊歩道の南に小さな郭「もろどの郭」がある。
【歴史】 天文年間(1532~55年)小田原北条氏の家臣で松山城主上田朝直が大築城を築き、一山75坊を有し関東屈指の大寺院であった天台宗関東別院慈光寺を攻略するのに際して付城とし、北方約4㎞にある慈光寺を焼き打ちにした。
天正十八年(1590年)松山城が豊臣軍に攻略されるに至り、大築城も廃城となった。