布袋岡城 (ほていがおかじょう)
所在地 栃木県栃木市都賀町深沢 2018.1.7 1.13
布袋岡城 (ほていがおかじょう)
所在地 栃木県栃木市都賀町深沢 2018.1.7 1.13
登城ルート(緑丸は愛宕神社/青丸は詰)
愛宕神社鳥居・登り口
愛宕神社
東下段の郭
神社と中段郭の間の竪堀
東中段の郭
本丸跡標柱
本丸跡
詰・土塁
詰南の尾根の堀切
布袋岡城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【感想】 都賀町深沢の標高187mの山頂の少し北に位置し、三角形の本丸には低い土塁が残っている。南西側の尾根伝いのもう一つの山頂にも詰と思われる郭がある。
本丸東側に広大な郭(50m×20mほど)が2段になって残り、北側にある2条の竪堀と共に見応えがある。
【案内】 北東にある愛宕神社から登ってみた[マップコード722 099 739*65](地図)。その前に1台駐車できる。鳥居より南に登って尾根を西に行くと、愛宕神社が祀られている。
神社より南西に下って、尾根を登らず南に下ると竪堀が2条見られる。南に行くと切岸が見え登ると、東中段の郭に出る。北側に土塁が残り東に下ると、広い東下段の郭があり東端に空堀が残っている。その東の平坦地は椎茸栽培地となり、立ち入らないがよい。
引き返して西に6段ほどの段郭があり上段に本丸の東側の帯郭がある。右に行くと植物園から登ってきた道と合流すある。
その上段が本丸で、西側に土塁が残り、虎口に「深沢布袋山城本丸跡」の看板がが桜に括りつけられている。南側が高くなり、祠が3基祀られている。
本丸南のピークより南西の尾根に堀切が3条ほど認められる。その先の山頂に曲輪があり(本丸より奥にあり、詰の郭かもしれない)、東側に土塁が残っている(地図)。南側に少し下ると、堀切が残っている。
【歴史】 天慶年間(938~47年)頃に、藤原秀郷が築いたとされるが、一旦廃城となり、永正年間(1504~21年)皆川成勝により再興された。
天正十六年(1588年)皆川広照が城主の時、宇都宮国綱に攻められ、激戦となったが遂に落城した。広照は皆川城へ逃れた。