内匠城 (たくみじょう)
所在地 群馬県富岡市内匠 2020.9.8
内匠城 (たくみじょう)
所在地 群馬県富岡市内匠 2020.9.8
登城ルート(緑線は車道)
2郭(北側)
主郭・ 内匠稲荷神社
2郭(南側)・土塁
主郭西の空堀
2郭3郭間の空堀
3郭4郭間の空堀
内匠城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 富岡市内匠の緩やかな丘陵に築かれており、4つの主要郭から構成された割と広い縄張りとなっている。
主郭や北の2郭は、薮化しておらず何とか歩いて行けるが、2郭の西や3郭、4郭は薮化しており、特に3、4郭は放置された竹林となって鬱蒼としている。
それぞれの郭を隔てる空堀は幅も広く深く、何とか歩けるがここも薮化が進行中であった。
訪れた時は残暑厳しい折で半袖のため、薮蚊の集中攻撃を受け腕などぼこぼこになり、早々に退散した。
【案内】 上信越自動車道の跨道橋「内匠橋」を渡り左に少し下ると、行き止まりとなりそこに駐車できる[マップコード247 558 441*00]。
標識などないが、そこから南に「内匠稲荷神社」の参道があり、2郭、土橋を経て主郭に着く。主郭には内匠稲荷神社が祀られ、土塁が残っている。
【歴史】 国峯城主小幡氏の重臣・倉股氏が代々居城としたという。
天正十八年(1590年)豊臣秀吉の小田原征伐の際、上杉景勝が北国軍を率いて国峯城を攻めた時、上杉氏の武将藤田信吉がこの内匠城に布陣したといわれる。