月見館 (つきみたて)
最寄地 福島県伊達市月舘町布川大作田 2020.1.25
月見館 (つきみたて)
最寄地 福島県伊達市月舘町布川大作田 2020.1.25
登城ルート(緑線は車道)
駐車場・説明板
北東側の尾根・トイレ
東2郭・堀切
主郭・四阿
主郭西側
北2郭・主郭切岸
月見館 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高90m】
【感想】 広瀬川右岸の標高238mの山頂に築かれ、北、西、南東の尾根に郭が配置されている。
主郭は東西に細長く100m程あり、切岸や西側と南東に堀切が残っている。放射能除染作業で草は刈られ全体的に見栄えがよい。
【案内】 国道399号線の広瀬川を渡って、月舘集落を約600m東に行き右折して行った所に「月見館森林公園」管理棟があり、駐車場に説明案内板が建てられている[マップコード446 224 800*30](地図)。放射能測定器は0.168μ㏜を示し、規制値以内であるがかなり高い。
管理棟前の遊歩道を真っ直ぐに行っても東2郭に着くが、西側の階段を登って行った。
「ちびっ子ゲレンデ」の斜面の中間より左の尾根に登り、尾根伝いに西に行く。やがてトイレが見え、左に行くと、東2郭手前に着く。
【歴史】 築城時期は明らかではないが、戦国時代末期の天正期には伊達氏の家臣・須田伯耆守親重の居館であった。
天正十八年(1590年)親重は伊達政宗に従い、大崎・葛西一揆の討伐に出陣中、蒲生氏郷に政宗を讒訴し、会津に去った。
翌十九年伊達郡が蒲生領となると、親重は月見館主に復帰するが、慶長三年(1598年)蒲生秀行の宇都宮18万石移封に従って当館を去り廃館となった。