鷲城 (わしじょう) (国の史跡)
所在地 栃木県小山市外城 2013.11.3
鷲城 (わしじょう) (国の史跡)
所在地 栃木県小山市外城 2013.11.3
登城ルート(緑線は車道)
城跡碑
鷲神社・ 中城(主郭)
中城主郭
虎口
土塁
横矢
鷲城 中城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 思川を渡った「国道50号線岩舟小山バイパス」東の交差点を南に70mほど行った鷲神社の参道入り口[マップコード74 184 146*36](地図)に「鷲城跡」の石碑、説明板が建てられている。
思川大きく蛇行する断崖の上にあり、参道を西に200mほど行くと、「鷲神社」が建つ「中城」(主郭)があり、虎口、土塁、空堀、横矢が残っている。
南の「外城」は宅地化され、地名となっている。南西には小山総合公園が隣接している。
平成三年(1991年)3月12日、小山氏城跡として、祇園城跡と共に国の史跡に指定された。
【歴史】 築城時期は明らかではないが、応安五年(1372年)小山義政は武蔵国太田荘の鷲宮を修築し、勧進して「鷲城」と名付けた。
室町時代に入り、下野守護の座は高氏や下野宇都宮氏、関東管領上杉氏に移り、こうした流れに抵抗した小山氏十代義政は、康暦二年(1380年)から永徳二年(1382年)、三次にわたり関東公方足利氏満の軍勢と戦った(小山義政の乱)。
義政は鷲城に立て籠もって戦ったが、最後は自刃した。