寿都陣屋 (すっつじんや)
所在地 北海道寿都郡寿都町開進町187 2017.7.11
寿都陣屋 (すっつじんや)
所在地 北海道寿都郡寿都町開進町187 2017.7.11
陣屋跡・説明板
説明板
北東側
南側
寿都陣屋跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 南側の土塁は後世作られたものと思われ、造成工事で破壊され遺構は消滅している。広い駐車場と建物の間に説明板が建てられているのみである。
【案内】 国道229号線(雷電国道)西側の「総合文化センターウィズコム」(表記番地)の敷地となり、中央に「津軽藩出張陣屋跡」の説明板が建てられている(印刷が剥落している)[マップコード797 748 312*44]。
【歴史】 安政二年(1855年)徳川幕府は、津軽藩、南部藩、秋田藩、仙台藩の4藩に蝦夷地の北方警備を命じた。
津軽藩は箱館(函館)千代岱から恵山岬までと、江差乙部村から神威岬までの地域の警備を任じられ、元陣屋を函館に置き(千代ヶ岱陣屋)、出張陣屋を寿都に置いた。
広さ3,270坪で土地の四方に側溝を堀り、三方に高さ1丈~3丈の土塁を築いた。また、烽火台を弁慶岬付近に置き警備に当たった。寿都詰めの兵員は約150名であったと記録に残っている。『現地説明板』