法師岡館 (ほうしおかだて)
最寄地 青森県三戸郡南部町法師岡田向106 2014.8.13 2016.6.6
法師岡館 (ほうしおかだて)
最寄地 青森県三戸郡南部町法師岡田向106 2014.8.13 2016.6.6
入口にある説明板
館側の空堀・砂利道
外側の空堀
北館跡
本館跡
法師岡館 本館跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 馬淵川を渡った県道225号線交差点を南に110m行った地点に、説明板が建てられている[マップコード346 454 888*11](地図)。
西(右)側に2重堀がある(中央の土塁上が砂利道)。堀道を100mほど南に登ると曲輪があり、林檎園となっている。
規模は東西約150m南北約350mで南半分が2、3m高く本館跡と云われる。東北端は馬淵川に面する断崖となり、東側は急崖で谷底は水田であるが、かっては水堀であったと推定される。
【歴史】 築城時期は不明。館の由来は明らかでないが、南部氏の根城八館の一つで、天正年間(1573~92年に櫛引氏の一族小笠原兵部(一説に、櫛引清長の弟清政)が居住していた。
天正十九年(1591年)に九戸政実の乱で館主小笠原兵部は、櫛引清長らと共に政実に与し、九戸に入城したため、館は根城主・八戸弥六郎および中野館の中野氏の攻撃を受けて陥落した。
平成十四年度農村振興総合整備事業にともなう発掘掘調査が青森県教育委員会により実施された。