根岸城 (ねぎしじょう) (長者屋敷・滋野城)
最寄地 埼玉県秩父市下影森1505 2025.6.23
根岸城 (ねぎしじょう) (長者屋敷・滋野城)
最寄地 埼玉県秩父市下影森1505 2025.6.23
登城ルート
太子堂
岩井堂
修験堂・左の階段を下りる
主郭・四阿
土塁・長者屋敷の石碑
主郭南東の2重堀切
主郭南東2満目の堀切
主郭北の切岸
主郭2郭間の堀切
北側の2郭
3郭と手前の堀切
根岸城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高140m 】
【感想】 武甲山から北西に伸びる標高約417mの山頂に築かれており、明瞭な堀切がよく残っている。
主郭には四阿、長者屋敷の石碑が建てられている。主郭の南東尾根には2重堀切が見られる。
一方北に歩くと堀切で隔てられた細長い2郭があり、更に北東側下段に段郭、堀切、3郭を見ることが出来る。
【案内】 国道140号線「影森駅入口」交差点より、影森駅北側踏切を渡って500mほど行くと、「昭和電工秩父事業所」(表記番地)がある[マップコード150 158 895*67]。
工業内の市道を約200m行くと、琴平神社の鳥居前に着き、その前の砂利道を進むと太子堂があり、その先に駐車場が用意されている。
岩井堂の参道の階段を登り、岩山に岩井堂があり、背後の急な遊歩道を登り、尾根に出る。間もなく正観音、修験堂に着く。
修験堂で休憩し一息入れて、左側の手摺付階段を下り、細尾根の遊歩道を300mほど登ってゆくと、城跡に着く。
【歴史】 『新編武蔵風土記稿』によると、北条氏邦の臣・滋野刑部の居城と云う。
天正十八年(1590年)鉢形城落城の時、滋野刑部は豊臣方に寝返ったという。刑部の子帯刀は帰農し、大宮郷に居住した。その屋敷跡を長者屋敷とも呼ばれる。