蔵波城 (くらなみじょう)
所在地 千葉県袖ケ浦市蔵波50 2018.9.24
蔵波城 (くらなみじょう)
所在地 千葉県袖ケ浦市蔵波50 2018.9.24
八幡神社
密蔵院
奥社
頂上平坦地
蔵波城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 JR内房線長浦駅前の南西の高台に築かれていた。椎津城の南西約4kmに位置し、椎津城の出城である久保田城の南西約2kmの地点にある。
八幡神社奥社が祀られ遊歩道が設けられた公園となっている。西側中腹は密蔵院や八幡神社境内となっている。
長浦駅前造成で北東側は削られており、目立った遺構は見当たらなかった。
【案内】 県道287号線より県道145号線に入り八幡神社鳥居前の美容室駐車場を寸借した[マップコード49 704 381*10]。
八幡神社参道を登り密蔵院(表記番地)と隣り合った八幡神社右側より遊歩道が頂上まで設けられている。
月山神社の石塔や八幡神社奥社が祀られている。
【歴史】 久保田城と同様、椎津城の背後の固めとして、武田信政(真里谷信政)が天文年間(1532~55年)に築城したと考えられる。
天文二十一年(1552年11月4日)の椎津合戦により、椎津城の武田信政が里見義堯、里見義弘に敗れた際、蔵波城も里見方に落ちたと思われる。
一説に、蔵波城は里見義堯が築城し、近藤大膳綱利に守らせたが、北条氏により攻められ落城し、綱利は討死したとの言い伝えもある。