南部藩陣屋 (なんぶはんじんや)
所在地 北海道函館市元町18−11 2017.7.10
南部藩陣屋 (なんぶはんじんや)
所在地 北海道函館市元町18−11 2017.7.10
説明板
説明板・石碑
南部陣屋趾の碑
陣屋跡
函館山と陣屋跡
南部藩陣屋跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 函館山北麓に位置し二段の駐車場となっており、遺構は残っていない。
【案内】 函館山東の函館山ロープウェイ麓駅の西、FMいるか(表記番地)前の観光用駐車場となっている。南側に説明板が建てられている[マップコード886 041 035*38]。
【歴史】 江戸幕府が蝦夷地を初めて直轄した時代(1799~1821年)、幕府の命により南部藩が蝦夷地を警備するための陣屋跡で、敷地は当初16,200㎡ほどであったが拡張し36,000㎡となった。室蘭に出張陣屋(モロラン陣屋)を、砂原(砂原陣屋)・長万部(ヲシャマンベ陣屋)に分屯所を設けた。
建物は極めて粗末で、相当な人数が勤務し越冬していたが、病人が多数出た(文化四年には342人勤務、内150人越冬)。
後の幕領時代(1854~67年)にも、ここに再建し約300人が勤務していた。
明治元年(1868年)戊辰戦争が東北に及び国元を守備するため、同年八月十一日夜、イギリス人ブラキストンから雇入れた汽船に乗って箱館を引き揚げ南部へ帰った。