鴨沢城 (かもざわじょう) (鴨沢要害)
最寄地 神奈川県足柄上郡中井町松本651 2022.8.6
鴨沢城 (かもざわじょう) (鴨沢要害)
最寄地 神奈川県足柄上郡中井町松本651 2022.8.6
登城ルート
鴨沢城址の道標
300m先の道標
西側堀切
主郭西側
東側の堀切
鴨沢城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m(南側より)】
【感想】 中村川左岸の標高119mの丘陵に築かれており、東西に細長い主郭は明瞭ではないが、西側に土塁と深い堀切がよく残っている。
通路ははっきりしているが、全体に草木に埋もれて明瞭ではなかった。
【案内】 登り口は2ヶ所あり、北西側は表記番地向かいの市場集荷所横に「鴨沢城址」の道標が建てられ、ごみ置き場横に駐車できる[マップコード57 624 085*82](地図)。幅1m位のコンクリート舗装道が城跡西側まで続いている。
南側は県道77号線「新雑色橋」交差点より北に広域農道に入り、「雑色トンネル」手前に幅1mの通路がある(地図)。北西側から来た道と峠で繋がり、そこから東に少し行くと、深い堀切に出る。
その先に東西に細長い主郭があり、南斜面には2条の竪堀が見られ、東側に段郭と浅い堀切が草に埋もれて残っている。
東にそのまま歩くと、開けた平坦地に出る。
【歴史】 永正六年(1509年)頃から相模進出を目論む伊勢宗瑞(北条早雲)が、岡崎城を本拠とする三浦氏との攻防戦において伊勢宗瑞により築かれ、前線基地に利用されたといわれる。
岡崎城の出城とする説もあるが、岡崎城とは10km以上離れており考えにくい。