藤橋城 (ふじはしじょう)
所在地 東京都青梅市藤橋2丁目 2015.3.28
藤橋城 (ふじはしじょう)
所在地 東京都青梅市藤橋2丁目 2015.3.28
南側入り口
説明板
西側の 土塁・腰曲輪
休憩所
東側の空堀
藤橋城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 都道63号線と都道44号線(岩蔵街道)の「七日市場」交差点より北に岩蔵街道を約270m行きく。信号のある交差点を西に約420m行った「藤の木農道」交差点の約100m南西に城跡公園となっている[マップコード23 801 043*30]。
東西約70m南北約60mの曲輪の北から西にかけて土塁があり、外側は腰曲輪となっている。崖となり水田に連なり、東側に土塁空堀が残っている。公園には休憩所が建てられ、植栽があり、石壇に「杣保神社趾」の石碑が建てられている。
城跡は昭和二十八年(1953年)11月3日、青梅市の史跡に指定された。
【歴史】 文政三年(1820年)の『武蔵名勝図会』には、「平山越前守虎吉という人の住居の地なり。この平山氏は北条氏に仕えたる人なり。平山右衛門大夫・同伊賀守などは檜原村に城跡あり。
又、平井村・大久野村あたりは平山氏が旧跡なれば、この越前守もその一族なるべし。ここは土居を巡らし、城跡もありて、その内の広さ東西二十間余、南北凡そ五十間程、入口の城戸門跡と覚しきところは南向きにて、すべて平地なり。西より北へ廻らして今井村の水田に臨み、霞川の流れを帯びたり。この辺は崖にして高さ二丈あまりなり」。と記されている。『青梅市教育委員会説明板』より。