愛宕館 (あたごだて)
最寄地 福島県福島市松川町水原沢小谷36 2018.7.4
愛宕館 (あたごだて)
最寄地 福島県福島市松川町水原沢小谷36 2018.7.4
登城ルート
竹林から出た所から登る
南東 最下段の横堀
南東下段の横堀
主郭南東の虎口・参道
主郭・神社
主郭西の堀切
主郭西の堀切から伸びる横堀
愛宕館跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 松川町水原沢の、水原川に向けて伸びた標高310.3mの尾根先端部に築かれている。
主郭は東西に細長く広い。南側斜面の2段になった横堀は長大で見応えがある。倒竹で移動に苦労するが、西側の堀切につながっている。
御堂も崩壊寸前で参詣する人もいないのだろう、参道も主郭に一部残るが、途中は大部分失われたと思われる。
【案内】 水原沢小谷集落西外れの市道に面して御堂がある[マップコード129 845 789*50](地図)。そこから斜め右に登って行き尾根に出、東に行くと鬱蒼とした堀切がある。
尾根を少し東に行くと主郭西側の堀切に着き、南側に伸びる横堀につながっている。細長い主郭に古い御堂があり、参道を南東に行くと一段下がって竹林となった広い2郭がある。
次第に南に方向を変えて下ると、土橋、空堀があり、階段状郭を下ると虎口に出る。そこから南西方向に下ると長大な横堀に出る。南西に下ってゆくと、もう一条の横堀がある。
次第に麓の住宅が見え初め竹林の先から草を分けると、電柱横から入る道に出る[マップコード129 845 826*73](地図)。ここが参道入口と思われる。
【歴史】 築城時期など定かではないが、永正年間(1504~21年)に伊達氏の家臣・加藤金兵衛が在城、天正年間(1573~92年)には加藤民部が在城したといわれる。