烏山藩厚木役所 (からすやまはんあつぎやくしょ) (厚木陣屋)
所在地 神奈川県厚木市厚木町6 2022.8.19
烏山藩厚木役所 (からすやまはんあつぎやくしょ) (厚木陣屋)
所在地 神奈川県厚木市厚木町6 2022.8.19
標柱と石碑
標柱と石碑
厚木神社
烏山藩厚木役所跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 相模川右岸(西岸)の厚木神社北の高層マンション一帯が陣屋跡で、遺構は残っていないが立派な石碑が建てられている。
【案内】 厚木神社の北向いにある高層マンション(表記番地)の東隅に、「烏山藩厚木役所跡」の標柱と石碑(昭和52年建)が建てられている[マップコード15 674 715*30]。
【歴史】 近江国内に1万石の領地を有していた大久保常春は、享保十年(1725年)2万石に加増され、下野国烏山へ国替となった。
同十三年(1728年)には老中へ昇進し、相模国内に1万石を加増された。加増された飛び地を治めるため厚木陣屋が造営され、陣屋には、代官のほか3人の役人が常駐し年貢などの徴収に当たった。大久保常春は同年九月に没し、長子忠胤が家督を相続し、その後8代忠順の時明治維新を迎えている。
明治維新後、役所跡に郷学校成思館、厚木町役場、厚木税務署、厚木小学校などが置かれ、昭和三十年(1955年)2月1日厚木市制施行により厚木市役所となった。
昭和四十六年庁舎移転により跡地に高層マンションが建てられている。