岡田館 (おかだたて)
所在地 福島県南相馬市小高区岡田北ノ内125 2023.9.23
岡田館 (おかだたて)
所在地 福島県南相馬市小高区岡田北ノ内125 2023.9.23
初発神社参道
2郭切岸・標柱
2郭
初発神社・土塁
土塁
東側の段・土塁
岡田館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 小高区岡田北ノ内の台地にあり、東西約110m南北約100mの広さで、2段になっており最高所の初発神社境内が主郭と見られる。
主郭の西側に南北に土塁が残っている。
【案内】 県道120号線と県道255線の交差点横のごみ置き場に駐車できる[マップコード260 794 506*55]。南側に初発神社(表記番地)参道がある。
初発神社境内が主郭と見られ、説明板が建てられている。
【歴史】 岡田氏は、相馬胤村の子・胤顕を初祖とする。
元享三年(1323年)岡田胤盛は、相馬重胤と共に下総から行方郡(現材の原町小高区)に移り、以後、岡田氏は奥州相馬氏の重鎮として活躍した。
岡田館は、南北朝時代の建武元年(1334年)岡田胤盛・胤康によってこの地に築かれ、それ以降、相馬中村に移る慶長十六年(1611年)まで、岡田氏代々の居館であった。
岡田氏は館と共に妙見菩薩を祀った祠を作ったとされ、廃城後も里社として信仰され、明治五年(1872年)初発神社と改称され、明治十四年(1881年)本殿が新築された。『現地説明板』より。