苫米地館 (とまべちだて)
最寄地 青森県三戸郡南部町苫米地神明下河原52 2018.4.21
苫米地館 (とまべちだて)
最寄地 青森県三戸郡南部町苫米地神明下河原52 2018.4.21
説明板
堀跡
北側切岸
ふれあい公園
ふれあい公園
南側の平坦地・馬淵川
苫米地館跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 馬淵川左岸の高台に築かれており、東西約90m南北約120mの規模という。北側に馬淵川の旧河道を利用した堀が溜池として残っている。
当 日は関東に比べ3週遅れの桜が満開で、花見客も見られた。
【案内】 国道104号線に面したラーメン屋(表記番地)横に駐車場入口がある[マップコード346 450 595*28]。
南の「ふれあい公園」が主郭で周囲より一段高く、北側の溜め池が堀跡の一部である。
【歴史】 築城時期など明らかでないが、「三戸館持支配帳」に「苫米地館300石苫米地因幡」とあり、この地に代々居住した苫米地氏の居館であった。
天正十九年(1591年)南部宗家の相続争いの九戸政実の乱では、苫米地氏は南部信直に与している。
九戸政実方の櫛引河内守清長は三戸城を攻撃する足場を確保するため、天正十九年(1591年)この舘を夜襲したが、城主因幡と高橋館の高橋駿河が協力して、これを撃退している。『福地村教育委員会説明板』より。