木崎城 (きざきじょう) (市の史跡)
所在地 茨城県行方市内宿1014 2021.8.19
木崎城 (きざきじょう) (市の史跡)
所在地 茨城県行方市内宿1014 2021.8.19
登城ルート(緑線は車道)
三郭南側空堀
三郭
香取神社
説明板
東側土塁
東の2郭
主郭北東の空堀
西側空堀
木崎城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 武田川右岸にある半島状台地に築かれ、周囲の水田が堀の役目を果たしている。
城域は南底辺約280m南北約270mの台形を成して広い。香取神社の建つ主郭は方形で、南東を除く周囲に空堀がよく残っている。
東の2郭は放置された竹林となり、主郭との間に土塁が見られ、主郭北西に櫓台状の高まりがある。
【案内】 国道354号線に道標があり、北に少し行くと右側に空堀が残っている。香取神社の前に駐車できる[マップコード162 646 281*12]。
香取神社が主郭と云われ、空堀を挟んで東に2郭があり、北から西、南西に空堀が巡らされている。
3郭は広く民家(廃屋)や畑及び工場敷地となっている。
昭和六十一年(1986年)7月28日、行方市の史跡に指定された。
【歴史】 甲斐の武田氏の一族武田信久の子孫八代武田民部大輔通信が天文二年(1533年)築城し、それまでの居城・神明城より移ったとされる。築城完成とともに城内に守護神として香取神社を建立した
天正十九年(1591年)通信の子・武田淡路守信房は、佐竹義宣の「南方三十三館仕置き」により太田城で誘殺され、その後慶長七年(1602年)佐竹氏が出羽国に転封されたときに廃城となった。