桂ヶ岡砦 (かつらがおかちゃし) (丘先式・丘頂式) (国の史跡)
所在地 北海道網走市桂町1 2014.8.10
桂ヶ岡砦 (かつらがおかちゃし) (丘先式・丘頂式) (国の史跡)
所在地 北海道網走市桂町1 2014.8.10
砦阯碑・説明板
全景
西側壕
丘頂部
壕・丘頂部
丘頂部・竪穴住居跡
郷土博物館
桂ヶ岡砦跡(地図)
【遺構★★★★☆】
【案内・感想】 網走市立郷土博物館(表記番地)[マップコード305 647 742*55]の敷地の東になだらかに低くなり、壕で区切られ、更に東に空壕で囲まれた大小二つの丘があり、竪穴住居跡の窪地が二、三カ所確認できる。
東端の道路に面して、昭和十年(1935年)12月24日文部大臣指定の「桂ヶ岡砦阯」石碑及び簡単な説明看板が建てられている。他に「野坂良吉翁之碑」「山田慎翁之碑」があり、砦阯の保存状態は良好である。
近世アイヌ文化期の築造とされ、東西32m、南北8mの規模で、北は自然の断崖、他の三方は二重の壕をめぐらせている。
アイヌの人々は、このチャシの上で相対し、交易や祭祀、チャランケ(談判)をしたとされており、「チャランケチャシ」という名称も伝わる。
中央のドームが特徴的な洋風建物が郷土博物館として開設されている。