城ノ台城 (じょうのだい/しろのだいじょう)
最寄地 千葉県船橋市東中山1丁目15‐13 2015.4.3
城ノ台城 (じょうのだい/しろのだいじょう)
最寄地 千葉県船橋市東中山1丁目15‐13 2015.4.3
多聞寺
多聞寺裏の斜面
多聞寺裏の墓地・土塁
土塁
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 国道14号線に面した多聞寺(表記番地)の西に、参詣用駐車場がある[マップコード6 459 277*51]。多聞寺の北の、高台(地図)が城跡とされる。
土塁のような高まりがあり、樹木に覆われている。他には目立った遺構はなく、説明板等もない。
登って行った墓地の西に土塁のような小高い森がある。北側は住宅地となっている。
【歴史】 天文年間(1532~55年)に後北条氏と里見氏は房総で争いを繰り広げたが、城ノ台城は北条氏康により里見氏への備えとして築かれた。有吉城の西に位置する丘に存在している。
しかし、当城に関する文献資料等はなく、発掘調査でも城館の存在を裏付ける遺物は発見されなかった。ただ現地には土塁、虎口、櫓台状の地形などが見られるため、「城ノ台城」の存在については今も結論が出されていない。
有吉城がすぐ東にあることから後北条氏による砦か、または里見氏によって築かれた陣城か、今後の研究が待たれる。