亀山城 (かめやまじょう) (山田城)
所在地 栃木県大田原市片田 2018.7.3
亀山城 (かめやまじょう) (山田城)
所在地 栃木県大田原市片田 2018.7.3
登城ルート
登り口
北西側堀切・竪堀
北西虎口
北側土塁
東側土塁(上部)
南側土塁・南東部の崩落個所
亀山城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 大田原市片田の標高約193mの山頂に築かれた単郭の山城で、周囲に土塁がよく残っている。北西側に竪堀、虎口がある。ただ、南東側は崩落個所があるので注意を要する。南南東約400mに金丸要害城がある。
南東側は石切り場で、その北に沿って登ってみたが、堀切状の石切場の断崖となっており断念した。
休憩後、北西側の写真の廃屋の裏側に行き登ってみた。ゴミが多いが、竹林に取り付くと、山道が見つかった。
【案内】 県道343号線と県道298号線の「片田」交差点の約70m南に廃屋があり、その裏に登り口がある[マップコード222 812 409*58](地図)。
建物裏側はゴミが散乱しているが、その中央から竹藪に入り、少し登ると山道が見えて来る。一部堀道があり南東に登ってゆくと西側(右側)に落ち込む堀切・竪堀があり、その先に虎口がある。
城跡は単郭の方形で、北側と東側は高さ3mほどの土塁が残っている。南側と西側は2m前後の土塁となっている。南東側は崩落している。
【歴史】 鎌倉時代初期、片田八郎義隆によって築城されたといわれる。
義隆は那須資隆の八男で、仁治年間(1240~43年)頃、片平城を築いて移り、片平氏の祖となった。
亀山城には片田氏、那須氏が居住したとされるが、詳細は不明である。