嘉門館 (かもんのたて) (角川城・角川館)
最寄地 山形県最上郡戸沢村角川931 2018.4.21 5.27
嘉門館 (かもんのたて) (角川城・角川館)
最寄地 山形県最上郡戸沢村角川931 2018.4.21 5.27
登城ルート
神社鳥居・登り口
北側2番目の2重堀切
北の郭
2重堀切(主郭から振り返る)
二段になった主郭
3重堀切の1番目
南西側3重堀切の2・3番目
嘉門館 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高80m】
【感想】 戸沢村角川(つのかわ)の、角川右岸の標高209mの山頂に築かれている。堀切、2重堀切がよく残り、見応えがある。4月下旬でも田んぼに積雪があり雪深い地域と思われた。
日没前でおまけに根雪が多かったが、せっかく来たので急いで登ってみた。最初の30mほどは急斜面を直登したが、その先は普通の尾根斜面となる。
尾根を進むと立派な堀切、2重堀切が北の郭の前後に見ることが出来た。主郭は積雪が30cmほどあり、南東の尾根には時間的にも行けなかったが、3重堀切があるらしい。
2度目の訪問で、主郭南西側尾根にある3重堀切やその先の深い堀切は見応えがあった。
【案内】 県道57号線より右折し、村道を元屋敷方面へ向かう。「元屋敷消防器具庫」横に駐車できる。北麓付近から取り付く[マップコード221 002 027*70](地図)。
2度目の訪問で民家の間を行った神社鳥居から登ることが出来た(地図)。1か所補助ロープがあり、その上に神社があり、右より登ってゆくと尾根に出る。
【歴史】 詳細は不明であるが、城主は早坂嘉門と伝えられる。清水城主清水氏の家臣であった角川与次郎が城主とも伝えられる。
『清水大蔵分限帳』には角川監物、角川治部少などの名があるが、これらも関連あると思われる。
慶長十九年(1614年)主家清水氏の滅亡後、廃城となり角川氏は帰農したといわれる。