乗附城 (のつけじょう) (寺尾上城)
所在地 群馬県高崎市乗附町 2018.1.3
乗附城 (のつけじょう) (寺尾上城)
所在地 群馬県高崎市乗附町 2018.1.3
登城ルート
登り口
堀切・土橋
主郭西の深い堀切
主郭
東側の2重堀切
東の郭
乗附城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高15m】
【感想】 標高211mの東西に伸びる尾根頂上にあり、主郭の西に深い堀切、東に2重堀切がよく残っている。放置された山城で、マーカーや標識等は皆無であった。
【案内】 高崎白衣観音前より西へ約2km行き右折、林道「白衣・小塚線」を約700m行った職員宿舎南東に登り口がある[マップコード94 221 395*61](地図)。
北に登って行き、約200m行った地点より大きく右に曲がり尾根に沿って南東へ250mほど行き、そのまま直進し尾根を東へ進む。
浅い堀切があり、その東に堀切・土橋が残っている。さらに東に行くと、主郭の西に深い堀切がある。
主郭は一辺10mほどの三角形を呈しており、篠竹に覆われている。主郭の東に下ると、2重堀切がよく残っている。尾根続きに浅い堀切が残り、その先に東の郭がある。
【歴史】 築城時期は定かでないが、応永五年(1398年)尹良(ただよし)親王は、信濃南朝方の橋頭保である寺尾城に拠り、新田一族の世良田政義の支援を受けて、退勢の挽回を図った。寺尾上城も寺尾中城と同じ目的で使用されたと思われる。
戦国時代、乗附(のつけ)治郎左衛門・乗附囚獄らの乗附一族の居城となったと云われる。