中川城 (なかがわじょう)
所在地 神奈川県足柄上郡山北町中川小塚898-1 2016.1.23
中川城 (なかがわじょう)
所在地 神奈川県足柄上郡山北町中川小塚898-1 2016.1.23
登城ルート
上段曲輪
降り口
下段曲輪
説明板
中川城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【案内・感想】 丹沢湖西岸の県道76号線より「中川橋」を渡って左折し、通行止め前に駐車できる[732 005 835*32]。
北にトンネルを抜けて500mほど歩くと、上段曲輪があり駐車場となっている(地図)。
南に下ってゆくと水源があり、やや傾斜した下段曲輪は「城跡大六天バンガロー」(表記番地)となっている。
夏にはキャンプ施設は利用されるのだろうか、どうも廃止され使われていなように見える。
北側に手製の説明板が建てられている。看板によると、西側の河内川に面して石垣があるらしいが、見落とした。
【歴史】 平安時代末期、河村城主河村氏の持ち城とされ、河村山城守秀高が城主と云われる。
土地の伝承に、南北朝時代、南朝方の新田義興が鎌倉を落ち、村内に城を構えたが、無勢にして保ち難く、当村の奥、箒沢より山越えで甲州へ落ち延びたと云われている。説明板『相模国風土記・中川村』より。
戦国時代、武田氏に備えた小田原北条氏の前線基地として重視され、永禄十二年(1569年)武田信玄により攻められ落城した。
その後、北条氏に奪還されたが、天正十八年(1590年)北条氏の滅亡とともに廃城となった。