牛尾城 (うしのおじょう)
最寄地 千葉県香取郡多古町牛尾343 2018.9.23
牛尾城 (うしのおじょう)
最寄地 千葉県香取郡多古町牛尾343 2018.9.23
登城ルート
新井入口バス停・登り口
主郭
主郭・櫓台
北の郭南側切岸
北の郭・土塁
北側切通し
牛尾城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高30m】
【感想】 多古町牛尾の南へ突き出た標高34mの半島状丘陵に築かれている。南北両端の2つの郭と中間のいくつかの郭から構成されている。
主郭は低い仕切り土塁があり、全体的に凸凹している。堀切などは見られなかった。
【案内】 密蔵寺(表記番地)向いの県道79号線横に空き地があり駐車できる[マップコード137 415 372*23]。
県道を約300m南に行った「新井入口」バス停斜め向かいに支柱を伴った電柱がある。その左に草で見えにくいが登り口があり、少し入ると、主郭へ山道が続いている(地図) 。
主郭は広く土塁などで凸凹しており、櫓台がある。北に行くと広い平坦地があり、西側に尾根を利用した土塁がある。さらに北に行くと、北の郭があり、南北両側に切岸が見られる。
鬱蒼とした尾根の北側に、小さな土饅頭の墓地があり、下ると切通しがあり県道に通じている。
【歴史】 築城時期は定かでないが、千葉氏一族の牛尾氏により築かれたといわれる。
天正元年(1573年)頃、牛尾能登守為仲は、多古城主・飯土井氏と戦って勝利し、本拠地を多古城に移した。
牛尾氏の勢力は絶頂期であったが、後に多古城は山室氏に攻められ落城し、牛尾氏は滅亡した。このころ牛尾城は廃城となったと考えられる。