徳次郎城 (とくじらじょう)
所在地 栃木県宇都宮市徳次郎町 2015.2.1
徳次郎城 (とくじらじょう)
所在地 栃木県宇都宮市徳次郎町 2015.2.1
登城ルート(緑線は車道)
入口
外堀
二の丸
内堀
北側の外堀・内堀
本丸・土塁
徳次郎城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 人名由来の地名を冠した平城で、薄暗い杉林の中に方形の郭や二重空堀、土塁がよく残っている。
【案内】 国道293号線と国道119号線(日光街道)の「徳次郎」交差点より日光街道を南に約230m行き細い道へ左折、東に約160m行くと「徳次郎城跡」の看板が立てられている[マップコード132 537 421*02](地図)。
入口先に駐車し、東に50mに外堀がよく残り、二の丸がある。その東に30mほど行くと内堀があり、本丸がある。本丸には北側に外堀、内堀が近接してよく残り、土塁が残っている。杉の幹に表示がされている。
徳次郎城は、田川の西岸に造られた平城で、現在残されている遺構は東西200m、南北400m程度の長方形の縄張りである。全部で5つの曲輪から成り、それぞれの曲輪間は幅10m、高さ4m以上の空堀で分けられている。
【歴史】 徳次郎城は、後北条氏と手を結んで宇都宮侵攻を企てる日光山僧兵の動きを封じるために、戦国時代に宇都宮国綱の家臣であった新田徳次郎昌言によって築かれたと云われている平城である。
宇都宮国綱が改易となったのに伴い、廃城となったと考えられている。