伊王野城 (いおうのじょう) (霞ケ城・伊王野山城) (町の史跡)
最寄地 栃木県那須郡那須町伊王野2003 2022.12.11
伊王野城 (いおうのじょう) (霞ケ城・伊王野山城) (町の史跡)
最寄地 栃木県那須郡那須町伊王野2003 2022.12.11
登城ルート(緑線は車道)
駐車場・説明板
馬頭観音・3郭入口
3郭・東側土塁
妙義神社
2郭主郭間の堀切
主郭虎口
主郭・土塁
主郭背後の堀切
伊王野城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高90m】
【感想】 伊王野市街に向けて南へ伸びた標高326mの丘陵先端に築かれた大規模な城である。
3つの郭は広く、3郭は城址公園として整備されているが、北東の2郭、主郭は荒れている。特に主郭は鬱蒼としているが、前後に堀切がよく残っている。
【案内】 国道294号線側に駐車場入り口があり[マップコード779 124 811*36]、150m東に駐車場があり説明板が建てられている(地図)。
遊歩道もあるが、閑散期には3郭直前の広くなった車道終点まで行ける。
また、南麓の正福寺(表記番地)前に駐車でき東側に登り口がある[マップコード779 124 676*87](地図)。
3郭は城址公園となっており、四阿が建てられ土塁が周囲に残っている。北側には弘法大師座像が建てられている。
北東に一段高く2郭があり、妙義神社が祀られ、主郭との間に深い堀切が残っている。主郭は広く東側に土塁が残っているが、放置され荒れている。
主郭虎口から主郭東を通って北に行くと竪堀や堀切が見られる。
昭和三十七年(1962年)10月15日、 那須町の史跡に指定されている。
【歴史】 那須氏4代当主頼資の次男資長が伊王野氏初代当主となり、居館を構え、長享元年(1487年)頃、13代当主伊王野資清は伊王野城(山城)を築いて移ったという。
寛永四年(1627年)伊王野資友が伊王野陣屋を築いて居城を移し、伊王野城は廃城となった。