上南摩上の城 (かみなんまかみのじょう) (竜蓋山城)
最寄地 栃木県鹿沼市上南摩町732 2018.1.13
上南摩上の城 (かみなんまかみのじょう) (竜蓋山城)
最寄地 栃木県鹿沼市上南摩町732 2018.1.13
登城ルート(赤は主郭/青は西の郭/緑は北の郭/水色線は堀切)
遠景(3本目の電柱先から右へ)
南尾根の堀切
南東側横堀
主郭・桝形虎口
主郭
北西側横堀
西の郭・堀切
上南摩上の城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高160m】
【感想】 南摩川左岸の標高315mの竜蓋山頂上に築かれている。期待せずに登ってみたが、横堀や堀切が良好に残っており、特に北西の3段の堀切は見応えがある。登り口を整備したら★4つでもよいと思われる。
【案内】 鹿沼市立上南摩小学校(表記番地)向いの県道177号線の北の標高314.3mの山頂に築かれている。
登り口が判らないので、擁壁工事の行われていた南の尾根に取り付き[マップコード132 126 807*03](地図) 、杖や樹木に掴りながら登ると、次第に道が現れて来た。
5合目付近に平坦地や坂虎口、浅い堀切が見られ、尾根を登ってゆく。
尾根の左側を7回ほどジグザグに折れて上り詰めると、立派な南東の横堀に着いた。北側と南側は帯郭になり、北西に横堀が残っている。その下段に2条の堀切が見られた。さらに西に細長い郭があり、西端に空堀が残っている。
一 方北に下りてゆくと2段の郭があり、横堀が見られる。主郭南東に桝形虎口があり、主郭は50m×20mほどの規模であり西側に土塁状の高まりがある。
【歴史】 上南摩を支配した上南摩氏は唐沢山城主・佐野盛綱の子、郷綱に始まるといわれる。詳細は不明。
「上南摩下の城」の詰城といわれている。