不動堂城 (ふどうどうじょう) (鶴頭城・ 西館・鶴館)
最寄地 宮城県遠田郡美里町西舘30 2017.10.25
不動堂城 (ふどうどうじょう) (鶴頭城・ 西館・鶴館)
最寄地 宮城県遠田郡美里町西舘30 2017.10.25
水堀
西舘標柱
鶴頭城址の石碑
南東段郭
主郭
移築現存門
不動堂城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 鳴瀬川左岸の台地にあり、南東側の道路横に水堀が残っており、階段左に井戸が残っている。
【案内】 県道152号線より西舘集落に入り鳴瀬川堤防横に不動堂神明社の鳥居があり、駐車できる[マップコード141 114 026*68]。
階段の左に「鶴頭城址」の石碑が建てられ、井戸が残っており、段郭には遊具が設置されている。主郭は「鶴頭公園」となり、北側に鶴頭山古墳があり、神明社が祀られている。
東方にある皎善寺(美里町塔ノ越109)に旧西館内門が霊廟門として移築されている。
【歴史】 伊達氏二十要害の一つで『安永風土記』によれば、西館(別名鶴館)と呼ばれ後藤氏代々の居館があった。鳴瀬川を挟んで南西3㎞にある松山茂庭家の要害(千石城)と対峙していた。
天正年間(1573~85年)は大崎氏の支配下にあったが、その後伊達氏の所領となり、慶長十六年(1611年)後藤信康がこの地を賜り、その子近元が西館に移り、明治維新まで後藤氏の居館として続いた。