鎌田城 (かまだじょう)
最寄地 静岡県伊東市鎌田1295-67 2016.3.26
鎌田城 (かまだじょう)
最寄地 静岡県伊東市鎌田1295-67 2016.3.26
登城ルート
縄張り図
登り口・道標
尾根・道標
北西堀切
三の丸東側の空堀
三の丸
本丸・説明板
龍爪神社
二の丸跡・奥に神社
鎌田城 本丸跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高180m】
【案内・感想】 県道12号線「奥野トンネル」の東側、表記番地西に案内板が建てられ駐車スペースがある。松川湖口のハイキングコース登り口(地図)があり、案内板が建てられている。約40分で主郭に着き、所要時間、駐車を考えると、こちらを勧めたい。
八代田地区にもハイキングコース登り口(地図)があるが、道路は宅地の中の細い坂道で、駐車スペースは無い。こちらからは約60分である。
松川湖口より沢伝いに登り中間より右に折れる(道標あり)。山腹を2つ曲がって東にゆくと、「八代田」からの遊歩道と合流する尾根(地図)に着く。
南西に行くと、ピークに東電の送電線鉄塔があり、下って行くと浅い堀切がある。少し離れて堀切が3条残り、土塁のある横堀がある。
その上段が2の丸跡で、南の本丸高台に「龍爪神社」が見える。土塁が確認できる。戻って左に下ると三の丸東側の空堀が良く残っている。
戻って、登ると三の丸があり、堀跡を挟んで本丸がある。標高318m比高約180mの城山山頂の本丸には、倒壊しかかっている「龍爪神社」があり、土塁が残り、説明板が建てられている。本丸南西の展望台からは、松川湖などが一望できる。
【発掘調査】 平成14・15年度の伊東市教育委員会による発掘調査で、城内の各所から掘建柱建物跡が検出され、中国製青磁碗・常滑焼甕・瀬戸焼擂鉢や皿・カワラケ・鉄製小刀などが散乱した状態で出土した。これらの陶磁器類はいずれも15世紀後半の室町時代のもので、城内に茶の湯をたしなむ位の身分の武士が居たことを示している。
【歴史】 遺物の出土状態や火災の痕跡から戦乱によって落城した城とみられ、在地の有力武士である伊東氏が北条早雲の伊豆侵攻に際して、抵抗した場所と推定される。『伊東市教育委員会説明板』より。