中山砦 (なかやまとりで)
所在地 山梨県北杜市白州町 2019.1.19
中山砦 (なかやまとりで)
所在地 山梨県北杜市白州町 2019.1.19
登城ルート
中山峠・登り口
出丸・堀切・展望台
主郭北の堀切
土塁・中山砦跡の標柱
主郭東側の虎口
2郭・土塁
三日月堀
南尾根の堀切
中山砦 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高170m】
【感想】 標高887.3mの中山頂上に2つの郭や腰郭、帯郭が配置され、南側に横堀(三日月堀)、堀切が残っている。
北西の山頂の出丸に展望台が建てられ、北側に堀切が残っている。展望台からは甲斐駒ヶ岳、八ヶ岳、金峰山、南に遠く富士山が望める。
【案内】 西麓を通る林道の中山峠の少し南に駐車できる[マップコード167 760 304*56](地図)。
そこから「中山遊歩道」が設けられており、ロープの張られた急坂があるが、迷うことなく登ってゆける。
出丸北側に堀切が見られ、頂上に展望台が建てられている。南東200mほどの山頂に土塁を巡らせた主郭、2郭があり、土塁上に三角点があり、説明板が建てられている。北側下段に堀切が残っている。
主郭東側に虎口があり、南側に土塁を挟んで2郭があり、腰郭、横堀、堀切 が残っている。
昭和六十二年(1987年)3月2日、武川村(現北杜市)の史跡に指定された。
【歴史】 中世、釜無川流域を根拠地とした武川衆が守る武田氏甲斐国の北の要として重要な役割を担っていた。
天正十年(1582年)武田氏滅亡後、武川衆諸士は徳川家康に帰属した。
天正十年(1582年)八月の天正壬午の戦いで、武川衆は砦を警護し北条方を相手に活躍したという。