木ノ芽峠城 (きのめとうげじょう) (木ノ芽城)
最寄地 福井県南条郡南越前町板取85−36 2017.8.6
木ノ芽峠城 (きのめとうげじょう) (木ノ芽城)
最寄地 福井県南条郡南越前町板取85−36 2017.8.6
登城ルート(赤は西光寺丸城/緑は木ノ芽峠城/紫は観音丸城/青は鉢伏城)
木ノ芽峠
民家
木ノ芽峠の説明板
虎口
主郭
南側 帯郭
南東堀切
木ノ芽峠城跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【感想】 北陸道の要衝、峠を越えて京から越前へ抜ける街道の石畳がよく残っている。多くの旅人が往来したに違いない。
木ノ芽峠を挟んで「木ノ芽峠城塞群」(北西より、鉢伏城・観音丸城・木ノ芽峠城・西光寺丸城)が築かれている。
民家の背後の最高所が木ノ芽峠城主郭となっている。主郭は2段になっており、説明板を探したが見当たらなかった。
主郭の西に帯郭があり、南東に深い堀切がある。その南東に鉄塔が2基あり、西光寺丸城に続いている。
茅葺屋根の民家の方に行ったら、白い犬2匹にしつこく吠えられ途中で退散した。
【案内】 国道476号線(北国街道)より「今庄365スキー場」(表記番地)へ向かう入口に大きな案内図が建てられている。スキー場の中を通って、約3.5㎞行くと、右側にコンクリートの登り口がある[マップコード635 152 696*12](地図)。その少し先に「木の芽城塞群図」の大きな看板が建てられている。
登り口より少し登ると、石畳の旧道に出る。石畳を右に行くと木ノ芽峠があり、左側に茅葺の民家がある。民家の背後が主郭で、反対側が観音寺丸城となっている。民家の私有地のため一声かけて登るとよい。
【歴史】 『朝倉始末記』によると、永禄十二年(1569年)織田信長の越前侵攻に備えて、朝倉氏が木ノ芽に城を構えたのが始まりである。その後、織田勢や一向一揆勢も立て籠もった。
城の規模は長径180m短径130mで、最高所の2つの郭を中心に東斜面に多くの郭を配し、南は大きな堀切で尾根を断っている。