椿城 (つばきじょう) (上野城) (市の史跡)
所在地 山梨県南アルプス市上野347 2025.6.29
椿城 (つばきじょう) (上野城) (市の史跡)
所在地 山梨県南アルプス市上野347 2025.6.29
説明板
大井氏一族の墓
案内図
本丸跡
本丸にある秋山氏の五輪塔群
本重寺南側
本重寺
椿城跡の碑
椿城本丸跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 坪川南の台地にあり、土塁や堀跡などは見当たらないが、大井氏一族の墓や秋山氏一族と云われる五輪塔群が見られ、本重寺に立派な城跡碑や説明板が建てられている。
【案内】 南アルプス市上野にある本重寺(表記番地)北側に駐車場が用意されている[マップコード167 053 795*25]。その脇に大井氏一族の墓が祀られ、道路向かいに案内図が建てられている。本丸はその北西の民家先にあり、五輪塔群が祀られている。
駐車場から南に行った本重寺には城跡碑や説明板が建てられている。
昭和56年4月1日、南アルプス市の史跡に指定されている。
【歴史】 小笠原次郎長清の孫・上野六郎盛長がここ上野の地に上野城を築いた。付近に椿が多い所から椿城と呼ばれた。
その後、武田氏十代信武の次男信明が観応年間(1350~52年)、大井荘を領有し。その6代大井上野介信達がこの城に拠った。
信達は武田信虎の正室で、晴信(信玄)の生母大井夫人の父親であった。また和歌を善くし、文亀、永正、大永年間(1501~1528年)の武将で晩年は信玄の外祖父として重きをなした。