上里城 (かみざとじょう) (上ノ山城)
最寄地 三重県北牟婁郡紀北町上里243 2021.1.11
上里城 (かみざとじょう) (上ノ山城)
最寄地 三重県北牟婁郡紀北町上里243 2021.1.11
登城ルート
参道登り口
南西の2重堀切・奥に主郭切岸
左上方から見下ろした2重堀切左の竪堀
主郭切岸
主郭・仏像
西側通路
北側堀切
上里城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高50m】
【感想】 大河内川右岸の標高約60mの尾根南端に築かれている。第一病院の東側にあり、主郭は南北に細長く北側に仏像(浅間さん)が祀られている。
南北両端に堀切があり、特に南西側はもう1条堀切があり都合2重堀切となっており、見応えがある。
尾根を北に行き2つ目のピークに愛宕社があるが、こちらは自然地形であった(地図)。
【案内】 国道42号線に面した第一病院(表記番地)の駐車場を利用した[マップコード331 493 675*56]。東の国道横にガードレールの参道入口がある(地図)。
山道は明瞭で城跡まで通じており、主郭には仏像が祀られている。
北側に堀切があり、東側の竪堀に続いており、さらにもう1条竪堀がある。
西側には犬走のような通路があり、南西側に2重の堀切があり両側に竪堀となって続いている。
【歴史】 天正年間(1573~92年)の初期に松場氏により、大河内川対岸のセキ山城と共に築いたと云われる。
天正三年(1575年)織田信雄(のぶかつ)の家臣日置大膳により攻められ、松場左衛門は上里城に籠って防戦したという。