南部城山城 (なんぶしろやまじょう) (南部城)
最寄地 山梨県南巨摩郡南部町南部8122 2025.9.27
南部城山城 (なんぶしろやまじょう) (南部城)
最寄地 山梨県南巨摩郡南部町南部8122 2025.9.27
登城ルート(緑線は車道)
登り口の階段
南東尾根の郭
南の郭切岸
南の郭
西側の土橋
東側の土橋
東側土橋より見た堀切と西側の土橋
小郭と主郭手前間の堀切
主郭切岸
主郭
主郭北西の帯郭
主郭北西の竪堀
主郭北側下段の水道施設
水道施設烽火台間の堀切
烽火台
落ちている烽火台説明板
南部城山城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高45m】
【感想】 富士川右岸の標高221mの城山に築かれている。規模は大きく三方の尾根に併せて10余の郭で構成されている。主郭周囲の切岸は割と急であり、2本の土橋・堀切や主郭南の堀切が見所である。
【案内】 妙浄寺(表記番地)南の道を登って行った峠の道路脇に登り口階段があり、その南側に駐車スペースがある[マップコード483 744 078*08](地図)。
そこから南東尾根の細長い郭まではコンクリート階段があり簡単に行ける。北西方向に段郭があり、踏み跡を辿ると南の郭西側の郭に着きそこから折り返して右に登ってゆくと南の郭に着く。その先に一段づつ下がって2つの平坦地がある。
ナビで表示された主郭方向には深い谷があり、仕方なく谷へ降りてゆくと主郭のある尾根が見え、尾根南へ行くと、平坦地に出た。そこは南の郭西の郭より北に少し下った場所であった。
息を整え北に行くと、中央に堀切、左右に2本の土橋がある。土橋を渡りその先の小郭北側に大堀切が見られる。そこから北に三段の郭を経て主郭に着く。
主郭は中央が低く、南側に櫓台状の土塁、北側に1m程の段差で20m四方ほどの平坦地となっている。
北の郭に石塔、北西に帯郭があり、その先に竪堀が見られる。比高15m程の斜面を下ると、水道施設があり北側に堀切を挟んで烽火台があり、説明板が地面に落ちていた。
古城跡と云われる北西の郭へは日没近くになり、おまけに疲労困憊状態で行くのを諦めた。
【歴史】 南部城とも呼ばれ、この地を拠点にした南部氏の詰城とされている。
南部氏が奥州へ拠点を移した後は、甲斐南の国境を固める城として重要視され、武田氏の一族・穴山氏が支配した。