赤沢城 (あかさわじょう)
最寄地 新潟県中魚沼郡津南町赤沢2722 2021.5.4
赤沢城 (あかさわじょう)
最寄地 新潟県中魚沼郡津南町赤沢2722 2021.5.4
登城ルート(緑線は車道)
土塁・城址碑
城址碑
空堀(西側)
空堀(東側)
虎口
2郭・土塁
主郭2郭(左)間の空堀
主郭
赤沢城 主郭跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高10m】
【感想】 今井城の北東約2kmに位置し、信濃川右岸の河岸段丘北端の台地に築かれている。
南の田んぼとの間に空堀がよく残っており、主郭と2郭との間にも空堀が残っている。
千曲川は栄町から津南町に入ると信濃川に名前が変わり、主郭からはその信濃川に沿った集落が眼下に望める。
訪れた時、地元住民によって通路整備などの保存活動が行われていた。
【案内】 県道251号線に面して表記番地東から狭いが車道が北へ伸びている[マップコード253 241 852*24]。
北へ約300m行き少し下ったところに駐車スペースがある(地図)。
田圃の畦道を北へ行くと、土塁の上に昭和20年大口氏によって建てられた「赤澤城趾」の石碑があり、左右に横空堀が残っている。
城址碑の背後から登ると、虎口に出て2郭に着く。
2郭南側に虎口、土塁があり、北側に方形の穴が見られ、空堀を挟んで主郭がある。
【歴史】 南北朝時代に南朝方の新田氏の一族大井田氏らが拠ったと云われる。
戦国時代、信濃国との国境を固める境目の城として、今井城と同じく、上杉氏の家臣小森沢氏や金子次郎右衛門などが守備し、改修した可能性がある。