高堂城 (たかどうじょう) (県の重要文化財)
最寄地 岐阜県高山市国府町瓜巣503−1 2018.11.25
高堂城 (たかどうじょう) (県の重要文化財)
最寄地 岐阜県高山市国府町瓜巣503−1 2018.11.25
登城ルート
公民館左の城址碑・説明板
大手道標柱(右へ)
尾根の標識
狼煙台
東先端の馬止
東尾根の段郭
主郭・城址標柱
北側腰郭
高堂城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高200m】
【感想】 宮川左岸の標高778mの山頂に高堂城主郭がある。
北に3段の郭、西に1段の郭、東に8段の小郭を配置してあり、東端に馬止の堀切がある
西方の広瀬居館跡に、高堂城登り口の石碑がありそこから登って迷ってしまった。諦めかけて県道を戻ると公民館の石碑を見つけ、折角来たので、再度延々と続く尾根道を登ってみた。こちらは標識などあり、迷うことなく登城出来た。
【案内】 県道482号線に面した瓜巣公民館(表記番地)東側に高堂城址の石碑、説明板が建てられ、横に駐車できる[マップコード191 400 024*32]。
右側の沢に沿った林道を150mほど北に行くとゲートがあり、更に150mほど行くと、2股になり「右高堂城大手道」の石碑が建てられている。
右に約400m行くと林道終点となり、大きく左に遊歩道を行くと古墳がありやがて尾根に出る(地図)。そこに「高堂城跡・蓬ヶ洞砦寺洞砦」の標識がある。
西(左)に200mほど尾根を行くと、狼煙台(高堂城旧信号所)がある。さらに尾根を450mほど行くと斜めに登る坂となり馬止の尾根に出る。
7、8段の段郭を登ると、主郭に着く。約20m四方の主郭には、城址標柱が建てられ、ステンレス製の碑の裏に、説明文とQRコードが記されている。
北側に3段の郭、西側に腰郭が残っている。
昭和四十五年(1970年)8月11日、岐阜県の重要文化財に指定された。
【歴史】 天文年間(1532~55年)広瀬左近将監利治が築城したとされている。広瀬城の詰城として使用された。
天正十一年(1583年)広瀬氏は三木自綱に滅ばされ、城は三木氏に移った。
天正十三年(1585年)豊臣秀吉の命を受けた金森長近に攻められ、広瀬城に拠り防戦したが遂に降伏し、その後、高堂城も廃城となった。