小黒丸城 (おぐろまるじょう)
最寄地 福井県福井市黒丸町7-12 2017.8.5
小黒丸城 (おぐろまるじょう)
最寄地 福井県福井市黒丸町7-12 2017.8.5
城趾碑
由来碑
城趾碑と水田
小黒丸城跡(地図)
【遺構★☆☆☆☆】
【感想】 九頭竜川と日野川の合流する場所にあり、周囲は水田となっている。
【案内】 国道436号線より南へ行った住宅地の西側に、立派な「小黒丸城趾」の石碑と由来碑が建てられている[マップコード63 668 033*42]。
【歴史】 南北朝時代初頭、北朝方の斯波高経が拠点とした足羽7城の一つ。
延元三年(1338年)北朝方の平泉寺宗徒の立て籠もる藤島城の援軍に向かって、小黒丸城を出発した高経勢が南朝方の大将新田義貞と遭遇し、灯明寺畷で義貞を討った。
しかし、翌延元四年(1339年)七月、義貞の弟脇屋義助が挙兵、小黒丸城を三方より攻めたて、遂に小黒丸城は落城、斯波高経は加賀へ逃れた。
従来、石碑は北方50mの台地にあったが、水田整備事業のため現在地に移転改修された。