西平城 (にしだいらじょう)
最寄地 長野県飯田市山本4526 2019.6.21
西平城 (にしだいらじょう)
最寄地 長野県飯田市山本4526 2019.6.21
登城ルート
墓地横の登り口標識
堀道
南3番目の堀切
2郭の切岸
2郭・主郭間の堀切
主郭・桝形虎口
主郭北1番目の堀切
北2番目の堀切
北3番目の堀切
東の3郭
西平城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高150m】
【感想】 木曽山脈の南より南東に伸びた標高805mの尾根に主郭が築かれている。
藪はほとんど見られず、歩きやすい。また、主郭の枡形虎口や南北両尾根の堀切、竪堀、階段状の郭など見所は多い。
【案内】 浄玄寺(表記番地)の駐車場が利用できる[マップコード313 765 835*23]。
駐車場石垣の入口に標識があり、裏の墓地右側にも標識がある。そこから尾根堀道があり最初のピークに着く。
そこからやや右に方向を変え尾根を登ってゆくと、堀切が3条見られる。その先に段郭があり堀切を経て、2郭の切岸がある。
2郭はやや狭く、堀切(竪堀)を挟んで主郭がある。
主郭は南北に細長く広く、北東側に石積のわずかに残る枡形虎口がある。
北に土塁があり、北尾根に3条の堀切が残っている。主郭東下段に3郭があり北東尾根に数段の郭が階段状に並んでいる。
【歴史】 貞和年間(1345~50年)に松尾城主小笠原貞宗の弟小笠原彦次郎貞長が久米ヶ城を築城したが、その支城として麦種城と共に築き、久米ヶ城の西の守りを担ったと思われる。