森町要害 (もりまちようがい)
最寄地 新潟県三条市森町840 2017.10.9
森町要害 (もりまちようがい)
最寄地 新潟県三条市森町840 2017.10.9
登城ルート
地蔵堂裏から登る
3郭
2郭西の空堀
2郭
主郭西の空堀
主郭・桝形虎口
主郭・土塁
主郭東の大堀切
森町要害跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m】
【感想】 五十嵐川右岸の標高141mの東西に細長い丘陵に築かれ北側を五十嵐川の支流が流れ、天然の堀の役割を果たしている。
樹木に覆われた郭がある程度と思いつつ登ると、しっかりした空堀が2条、竪堀、大堀切、桝形虎口がよく残っていた。
【案内】 県道9号線より五十嵐川右岸の市道を東に行った長禅寺(表記番地)前に説明板が建てられている。東に市道を約400m行った地蔵堂前に駐車スペースがある[マップコード318 462 243*87](地図)。
地蔵堂背後の谷を渡るオレンジ色の水道管東側より取り付く。3郭西の小郭まで比高は15mほどなので、灌木の枝に掴り、急な崖をよじ登る。小郭に出、3郭の急崖を登る。3郭は東西2段となり、東端に空堀が残っている。
左側より2郭へ登る。2郭は東西に3段に分かれ、放置状態で草木に覆われている。東端に空堀があり、北側は竪堀となっている。右側より登ると、主郭がある。
主郭の南側に桝形虎口があり北側は一段低くなり、東端に土塁が残っている。その背後に深い堀切があり、出郭を経て谷に落ちている。
【歴史】 室町時代、国人領主として下田郷(しただごう)の東半分を支配した下田長尾氏が本拠とした高城城の出城の役割を担っていたと思われる。