内堀館 (うちぼりやかた) (県の史跡)
所在地 長野県中野市上今井632 2015.9.6
内堀館 (うちぼりやかた) (県の史跡)
所在地 長野県中野市上今井632 2015.9.6
標柱・説明板
長屋門・土塁
長屋門・土塁
堀
内堀館跡(地図)
【遺構★★★☆☆】
【案内・感想】 表記番地の民家敷地になり、西側から北側にかけて水堀、竹林の土塁が残り、西側の道路に面して古い長屋門の横に標柱と碑と説明板が建てられている。北西部分の濠と高い土塁が、良く見てとれる。
平成九年(1997年)8月14日、県の史跡に指定された。
【歴史】 江戸時代後期に飯山藩の本陣として利用された。上今井集落は千曲川西岸の小扇状地上にあり、内堀館は集落の南部、扇端に位置する。現在は臼井氏の宅地となっているが、名称の通り堀が現存している。
外郭の存在は不明であるが、当館は堀敷地を除いて規模は55m×60mほどの方形で、周囲に高さ約3mの土塁と幅約10mの水堀を馬蹄形にめぐらしている。
南側は堀や土塁がなく開放されている居館形態は、北信濃における館跡の地域的特色を示す可能性があり、今後の研究材料としても重要である。『中野市教育委員会説明板』より。