朝比奈城 (あさひなじょう)
最寄地 静岡県御前崎市下朝比奈1704 2018.7.10
朝比奈城 (あさひなじょう)
最寄地 静岡県御前崎市下朝比奈1704 2018.7.10
登城ルート(緑線は車道)
北西登り口(墓地経由)
二郭
二郭北西の堀切
主郭
主郭南東1番目の堀切
2番目の堀切
3番目の堀切
4番目の堀切
南東茶畑入口
朝比奈城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高60m】
【感想】 御前崎市下朝比奈の標高92mの丘陵先端に築かれており、藪化しているが、溝付土塁の曲輪や南東に4条の堀切がよく残っている。
南西の尾根を通る道路からも茶畑を通って入ると、すぐ南東端の4番目の堀切に行ける。
【案内】 県道242号線より下朝比奈の表記番地に向かう[マップコード83 287 088*33](地図)。道路が広く路駐した。
表記番地手前の階段を上ると、墓地に出、その前を登ってゆく。尾根を登りきると、やや傾斜した2郭があり溝と低い土塁が見られる。北西側を下ると浅い堀切が残っている。
戻って2郭の左(東)に登ると、細長い主郭があり、草木で覆われている。南東の尾根を下ると、深い堀切が2条あり、更に少し離れて2条の堀切がよく残っている。
4番目の堀切を経て登ると茶畑に出、畝をゆくと電柱横に出た[マップコード83 258 669*01](地図)。ここからの方が簡単に行けると思われる。
【歴史】 朝比奈城の築城時期は定かでないが、小笠原与八郎長忠の家臣・曽根孫太夫長一の居城と伝えられ、高天神衆の一人である。
天正二年(1574年)武田勝頼が高天神城を攻めた際、曽根長一は城を守備していたが、落城後、徳川家康の家臣で後に横須賀城主となる大須賀康高に仕えたとされる。