荒城 (あらじょう)
最寄地 新潟県三島郡出雲崎町尼瀬1152 2017.6.6
荒城 (あらじょう)
最寄地 新潟県三島郡出雲崎町尼瀬1152 2017.6.6
登城ルート
稲川トンネル南側から登る
2重堀切
3段目の郭
2段目の郭・奥が主郭
主郭・古峯神社
薮化した主郭
荒城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高80m】
【感想】 稲川トンネル上部の尾根100m西の標高130mの山頂にある。崩れているが2重の堀切があり、階段状に郭が並んでいる。
放置され鬱蒼としており、状態は良くない。標識など欲しいところだ。小木ノ城に行く途中カーナビに載っていたので登ってみが、小木ノ城との関連性も考えられる。
【案内】 国道352号線「道の駅 越後出雲崎天領の里」より国道を横断して諏訪神社(表記番地)前を1㎞南東に行く。三叉路を右折して約750m、「稲川トンネル」を抜けた右手に駐車余地があり、少し手前の白いポール付近に登り口がある[マップコード695 068 815*16](地図)。
町道にほぼ平行に北に尾根筋を登ってゆき、最高所より左に尾根を100mほど行くと、2重堀切があり、登ってゆくと3段の曲輪がある。
最上段の主郭には倒れた「古峯神社」の石塔があり、東西に細長く西側は崖となっており、堀切がある。
【歴史】 築城時期は定かでないが、佐藤孫次郎により築かれたとされ、貞治年間(1362~68年)上杉氏に攻められ落城した。
応永年間(1394~1428年)には上杉氏の家臣梶原周防守景則が城主となっている。
天文年間(1532~55年)頃、黒田秀政が城将を務めている。