松岡古城 (まつおかこじょう)
最寄地 長野県下伊那郡高森町下市田4389 2017.9.8
松岡古城 (まつおかこじょう)
最寄地 長野県下伊那郡高森町下市田4389 2017.9.8
墓地・一本杉
西側空堀
墓地・一本杉
城跡標柱
供養塔
松岡古城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 天竜川右岸へ向け北西から伸びる舌状台地の先端部にあり、墓地や畑となっている。
東側は谷、西側に堀跡が残っていが、基部は住宅地となり遺構は見当たらない。
【案内】 松源寺(表記番地)北の町道より、北に150mほど行った墓地一帯が松岡古城跡である[マップコード143 163 640*71]。
一本杉の下に城址標柱、説明板が建てられ、西に空堀跡が残っている。また、一本杉の横に松源寺を開基した松岡嘉右衛門太夫貞正夫人の供養塔がある。
平成二十七年(2015年)3月9日、高森町の史跡に指定された。
【歴史】 平安時代末期、前九年の役(1051~62年)安倍一族が源頼義に敗れ、安倍貞任の次男仙千代が乳母に抱かれて漂泊の末、市田郷に定着し、地頭となって松岡平六郎貞則と称し、松岡氏の祖となり居館を構えた。
以後、松岡氏が南北朝時代の建武年間(1334~36年)に東南の松岡城に移る迄の、約250年間居住した。