安濃城 (あのうじょう)
所在地 三重県津市安濃町安濃1556 2021.1.10
安濃城 (あのうじょう)
所在地 三重県津市安濃町安濃1556 2021.1.10
説明板
登城ルート
阿由多神社鳥居
西側空堀
阿由多神社
東側参道・空堀
東側空堀(左)
北西櫓台
北側空堀(内側)
北側空堀(外側)
安濃城跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高30m】
【感想】 安濃町安濃の標高約60mの丘陵に築かれた平山城となっている。
東西約450m南北約350mの広大な城域で、主郭には阿由多神社が祀られている。
北西側に土塁や櫓台があり、土塁の両側に空堀が残っている。また東側の鳥居付近にも土塁、空堀が見られる。
【案内】 県道410号線より橋を渡って行った所に阿由多神社鳥居があり、その向かいに駐車できる[マップコード213 085 544*70](地図)。
主郭の阿由多神社(表記番地)に、説明板が建てられている。
【歴史】 弘治年間(1555~58年)国人領主長野氏の一族・細野藤光により築城されたと云われる。
永禄十一年(1568年)織田信長の伊勢侵攻の際、家臣・滝川一益に攻められるも落城せず、織田信長の弟信包(のぶかね)を養子に迎え入れ和睦した。
しかし、天正八年(1580年)細野藤敦の時、信包軍の2度目の侵攻により落城した。
その後江戸時代、細野氏の子孫の一人は、京都室町の豪商荒木家となり、享保十二年(1727年)荒木光品が阿由多神社へ大般若経を奉納している。