金井山城 (かないやまじょう)
最寄地 長野県長野市松代町柴679 2020.10.25 11.7
金井山城 (かないやまじょう)
最寄地 長野県長野市松代町柴679 2020.10.25 11.7
登城ルート(緑線は車道)
古峯神社・遊歩道登り口
平和観音
2基目の古墳
4郭
岩盤を削った堀切
3郭2郭
主郭北西の大堀切
主郭・石垣
主郭・土塁
鳥打峠
金井山城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高140m】
【感想】 尼厳城のある尼厳山から北西に伸びる標高約488mの尾根上に築かれている。
細長い2郭の北西に堀切が2条見られ、その先に古墳がある。一方南東に段郭があり、南東端に岩盤を削った長大な堀切が見られる。
その南東に2、3郭があり、岩場が多く明確な区分はない。南東に大堀切は見応えがあり、主郭は2段になり中央に石垣がよく残っている。
登城路は北西の金井池方面からよりも、南東の鳥打峠から登った方が城跡に近くこちらを勧めたい。
【案内】 国道403号線より金井池北の狭い道を通り民家(表記番地)前を右折すると(ブロック塀に注意)、古峯神社がありその前に駐車できる[マップコード54 009 310*40]。
展望台、配水池、不動心、平和観音まで整備された遊歩道があり、そこから山道が続いている。
石室の剝き出した円墳が2ヶ所見られ、岩のゴロゴロした尾根の南東に堀切が2条あり、2郭、段郭が見られる。その先に岩盤を削った堀切があり、
その上に3郭、岩場の多い2郭が続いている。主郭との間に大堀切が見られ、岩場を登ると、虎口状地形の先に2段になった主郭がある。
石垣や広い平坦地、南東端に土塁が残っている。そこから岩場を利用した堀切があり、2つの古墳横を下って行くと「南無阿弥陀仏」の碑があり、鳥打峠に着く(地図:標識やロープは無いが、峠手前のカーブ地点に斜めの山道がある。尾根の岩場にはロープが張られ安心して登れる)。
【歴史】 戦国時代、村上氏に従った金井氏により築かれたと云われる。
天文十九年(1550年)寺尾城主・寺尾太郎左衛門と共に武田氏に内応したため、村上義清軍の攻撃を受けている。