雨山城 (あめやまじょう) (雨山砦・阿知波城)
最寄地 愛知県岡崎市雨山町入道沢6−1 2017.2.26 2017.3.26 2023.1.15
雨山城 (あめやまじょう) (雨山砦・阿知波城)
最寄地 愛知県岡崎市雨山町入道沢6−1 2017.2.26 2017.3.26 2023.1.15
登城ルート
入道沢右の林道入口の石碑・案内板等
林道終点からの山道(50m先を左へ)
尾根の標識
北側城塁
頂上の城跡・腰掛・幟
主郭・城址碑
雨山合戦碑・雨山ダム
戦死者供養塔・定村の墓台座(中央)
雨山合戦戦死者の墓20基
雨山城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆ 比高100m】
【感想】 岡崎市雨山町にある標高約356mの山頂に築かれている。
過去2回訪れたが、城跡の位置が判らず永らく気になっていたが、マップに城名と写真が表示されており、3度目の訪問を行った。
入道沢からの林道は2回目に歩いた記憶が蘇り、その時は終点から引き返したが、近年新たに山道が設けられていた(標識も3か所付けられている)。
主郭に立派な城址碑が建てられているが、削平されておらず、北側に段が見られる程度で、残念ながら堀切などは見当たらなかった。頂上から山に隠れているが雨山合戦のあった方面が望まれた。
【案内】 雨山町の表記番地東に入口碑や案内板が建てられている[マップコード43 811 111*53](地図)。
入道沢に沿った林道を400m程北上し、終点から約50m行くと尾根に登る折り返し地点がある(この辺り)。そこから斜めに道が付けられ尾根に出て左に行くと城跡に着く。
主郭には令和二年十二月に「雨山城址」の立派な石碑が建てられている。
雨山ダム西側約200mの県道382号線南側に「雨山合戦碑」(地図)[マップコード43 811 111*53]が建てられている。
また、ダムに向かう手前左の山裾に説明板と菅沼定村の墓や戦死者供養塔が建てられている(地図)。
西側の民家石垣の下に雨山合戦戦死者の墓20基がある(地図)。
【歴史】 永正三年(1506年)頃、阿知波九三定助により築城された。
弘治二年(1556年)八月四日、国人らの今川氏に対する反乱・雨山合戦が起きた。
阿知波城主定直に呼応した奥平貞良と共に、今川方の東三河七将と戦った。この時、攻めてきた野田城主菅沼定村は、この地で討死した。
天正十八年(1590年)頃、廃城となった。