夏目城 (なつめじょう) (湯入神社城・鶴牧城)
所在地 長野県長野市篠ノ井石川1988 2020.10.25
夏目城 (なつめじょう) (湯入神社城・鶴牧城)
所在地 長野県長野市篠ノ井石川1988 2020.10.25
登城ルート(緑線は車道)
南側参道・石碑
縄張り図
2郭・湯入神社
主郭切岸
主郭・皇大神宮
北側横堀跡
夏目城跡(地図)
【遺構★★☆☆☆】
【感想】 篠ノ井石川の丘陵に築かれており、縄張り図によると、湯入神社が2郭、皇大神宮の所が主郭とされ、南西斜面に竪堀、主郭の背後に横堀の地形がみられる。
北150mほどにある出城(みのわ)の3郭は葛に覆われた台地で、踏み込めないが東側が土塁状に高くなっていた。
【案内】 湯入神社(表記番地)に行くには宅地の道が狭く道は限られるが、拝殿横まで車で行くことができる[マップコード177 854 123*67]。
参道石段前に「夏目氏発祥の地」の石碑、説明板が建てられている。石段の左側に竪堀が見られる。
【歴史】 更科郡史によると、夏目氏は「石川村の鶴牧城は夏目氏の要害なるべし 応仁中左衛門尉為定と云う者あり 村上兵部少輔政清の執事たり 子孫、美濃守、大和守等を経て、夏目左近将監国平と名乗るも、故あり去りて三河に赴き徳川氏に仕ふとある」。夏目氏は文豪夏目漱石の先祖だという。『現地説明板より』。