春山城 (はるやまじょう)
最寄地 長野県長野市若穂綿内4672 2015.10.4
春山城 (はるやまじょう)
最寄地 長野県長野市若穂綿内4672 2015.10.4
登城ルート(緑線は車道)
蓮台寺
太郎山登山口
城ノ峰直前の堀切
城ノ峰城址跡
城ノ峰南の堀切
小城手前の堀切
ダルマ岩
小城跡
小城南の堀切
春山城 城ノ峰(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高200m】
【案内・感想】 蓮台寺(表記番地)の左手に「太郎山山頂3303m」の標識の登山道入口がある[マップコード54 107 081*51](地図)。裏手の林道を約300m行き、大きく左に折れて約100m行くと右に登り口がある(地図)。
かなりの斜面を850mほど登ると堀切とそれに連なる大きな竪堀があり、左に登ると標高635m比高200m(蓮台寺より)の大城・「城ノ峰城址」がある。虎口横に櫓台があり、広い郭の南に土塁が残っている。一段下ると土塁の残る腰郭がある。
その北に空堀があり、尾根伝いに南に約350m行くとダルマ岩があり、その上段に標高約655mの小城跡がある(地図)。
小城の南に腰郭、大きな堀切があり、太郎山の尾根を切断している。
【歴史】 戦国時代、井上本家から分かれた綿内井上氏の居城であった。
弘治二年(1556年)年の武田軍の侵攻により、綿内井上氏は武田氏の傘下に入った。
川中島を巡って戦いを繰り広げた武田氏と上杉氏との間で、井上氏一族は武田方に綿内井上氏、上杉方に井上本家とそれぞれに別れたが、春山城も武田方と上杉方の間での戦いの舞台となった。しかし上杉方の高梨政頼の家臣、今清水太郎次郎らに攻められ、落城した。