野口城 (のぐちじょう) (春日城)
最寄地 長野県伊那市手良沢岡41 2018.8.25
野口城 (のぐちじょう) (春日城)
最寄地 長野県伊那市手良沢岡41 2018.8.25
説明板
登城ルート
西側登り口
八幡神社
5郭南の堀切・土橋
6郭
6郭東端の2重堀切
横堀・4郭
主郭・土塁・説明板
2郭・城跡碑
横堀・3郭
野口城跡(地図)
【遺構★★★★☆ 比高80m】
【感想】 伊那市手良野口の標高837mの山頂に築かれている。山頂の主郭を中心に北西に2郭、北東に3郭、南に4、5、6郭を置き、横堀や先端に堀切がよく残っている。各所に標識が建てられ分かりやすい。
一般的に春日城と呼ばれるが、同じ伊那市に春日城があり区別するため野口城とした。
【案内】 県道207号線「手良小学校前」交差点より市道を東へ450mほど行った表記番地のガードレール左に駐車できる[マップコード171 407 500*44]。
その先に八幡神社参道があるが、こちらは狭く駐車出来ない。
斜めに登る道と「八幡公園」の看板が見えている。山道を北に登ると、八幡神社からの道と合流し、少し登ると三角点がある。
尾根を北に行くと、堀切があり段になった5郭がある。東下段に細長い6郭、東端に2重堀切がある。
戻って北の鞍部の先に4郭がある。横堀を挟んで、最高所に主郭がある。主郭は土塁が残り「春日城跡」の説明板が建てられている。
北 西に2郭があり城跡碑が建てられ、空堀がある。東尾根には横堀、3郭がある。
【歴史】 明治三十六年内務省神社局に届けられた報告書によると、仁治二年(1241年)野口甚吾が西山に城を築き、三の郭に野口氏の祝殿である春日社を城の守りとして祀った事から春日城と呼ばれるようになったという。
尾根伝いに福与城に至ることから、その支城でもあったとも云われる。