鴨ヶ嶽城 (かもがたけじょう) (県の史跡)
最寄地 長野県中野市中野1150 2015.9.6
鴨ヶ嶽城 (かもがたけじょう) (県の史跡)
最寄地 長野県中野市中野1150 2015.9.6
登城ルート(赤色は鴨ヶ嶽城/緑色は鎌ヶ嶽城)
大悲閣観音堂
遊歩道入口
北斜面の登り坂
堀切
北の郭
主郭・鳥居
三角点
主郭・鳥居
鎌ヶ嶽城側の3つ目の堀切
鴨ヶ嶽城 主郭跡(地図)
【遺構★★★☆☆ 比高250m】
【感想】 中野市と山ノ内町の境にある標高688.3mの鴨ヶ嶽に築かれている。
山頂の主郭には、「東山大神」の朱鳥居と石祠があり、「鴨ヶ嶽城跡」の標識が立てられている。北側尾根に大小合わせて5条の堀切や小郭があり、南尾根に2条の堀切が残っている。
また、鴨ヶ岳城の南尾根続きに鎌ヶ嶽城、北尾根続きに箱山城がある。
主郭からは西に中野市の街並みが眼下に望める。
【案内】 日本土人形資料館(表記番地)に駐車できる[マップコード341 841 547*85] 。鴨嶽神社の石段を登り、弘法大師堂、大悲閣観音堂の西の墓地横に、獣除けフエンスの入口扉がある(地図)。
開け閉めて、電気柵の把手を脱着して「鴨ヶ岳遊歩道」を西へ300m余登ると、尾根に出る。
左は七面山展望台(約270m)で、右に約470m登ると、堀切が2条ある。
その途中に郭が2か所あり説明板が立てられ、鴨ヶ嶽最高所に国土地理院の三角点があり、その東に堀切を経て、登ると約8m×35mの主郭跡がある。
主郭の先に腰郭があり下ってゆくと、尾根伝いに3重の堀切を経て南約300mに鎌ヶ嶽城がある。
昭和44年(1969年)7月3日、鎌ヶ嶽城と共に長野県の史跡に指定されている。
【歴史】 戦国時代の初めころ、高梨政盛が居館と共に修築したものとされている。遺構は南北500mの尾根上に複数の郭から成り立っている。
慶長三年(1598年)、上杉氏の会津移封に伴い、高梨氏館と共に廃城になったと伝えられている。